Organic Column

小児専門看護師が伝える、料理と自尊心。子どもと一緒に自分も育つ、育まれる絆。

こんにちは。ベルヴィストNanaeです。
皆様はお料理を作るのはお好きですか?
食事を済ませるや否や、次の食事の献立を考えるのに毎回頭を悩ます私です(笑)。

今日は「料理を作ること」を、栄養学の面ではなく、社会学や心理学の面から書いてみたいと思います。

「料理は育てること」 自信や自尊心を育む

「利他主義」という言葉。他人のために行動すること、ですね。この利他主義とは、人を幸せにし、他人とつながっている気持にさせることができます。
その身近な行動の一つが、料理ではないかと思います。

“他人のために料理する行為には、自信や自尊心を持ったりするのに大きな効果がある”とアメリカ医療ソーシャルワーカーのオハナ氏は述べています。

人のために料理をすることは、育てることであり、生命を維持することであり、生きていくのを助けることに繋がります。
壮大なことに聞こえますが、子育てに置き換えてみてください。母乳やミルクを与え、離乳食に始まり何年もの間、子どもに何を食べさせようかな?と考えていますよね。これは、命を維持し、育て、生きていくことに直結しています。

「料理は私たちに食事をもたらし、食事は私たちに文明をもたらした」という言葉があります。人とつながっているという気持ちは、長寿や高い幸福感などに非常に良い効果をもたらすのです。

「料理は絆を作り出す」 人間関係の構築や絆を強める

「いつものから揚げ、今日はちょっと甘辛くしてパパ好みにしようかな」
「味噌汁が好きな〇ちゃんに、今日は寒いからかぼちゃや麹を入れて温まってほしいな」
と、誰かに対して、何を必要としているか考えて提供することは、その人を支え、支援していることを表しています。また、幸福感や前向きな成長、親近感といったものを高める行動になるのです。
人のために料理をすることは人間関係を築き、絆を強めるのです。

“食べ物を提供することは社会的支援に繋がる。その行為は、信頼、コミュニティ、目的、帰属意識、親近感、そして親交を高めるのを助ける可能性がある。これらすべては幸福感の増幅、うつの減退、また一般的な健康状態の向上に関係している”というアメリカ科学財団大学院の研究もあります。

「料理は自己管理でもある」 セルフケアのために

利他主義だけではなく、料理には自己管理の要素があります。自分のために良い食べものや、良い気分にする食べものを料理していると、料理は文字通り滋養に富んだものとなります。
自分のために料理し、より健康的な食生活を送ることは、外食をしないだけではなく、『自分は大切』というメッセージを自分自身に送ることになるのです。これは前回の記事の自己肯定感に繋がりますね。
自分の生命を維持する行動と、時間をかけて食事を提供するのには、深い意味があるのです。

「料理は自尊心を高める」 子どもの自信につながる

“対人的な問題を抱える子どもをサポートするとき、料理が彼らの自尊心を高めるのを見てきました”と、レスリー大学のアートセラピスト、アヴィシャイ氏は述べています。子どもにとっても、料理は自信に繋がる自己管理の一部になります。

こどもと一緒に料理をすると、沢山の学びがあります。栄養素のことはもちろんですが、野菜が作られる過程、土、空気、農薬などに目を向け、肉や魚や乳製品は、添加物やアニマルウェルフェアを考えるのにも役立ちます。水のこと、ごみ問題などの環境に関心を寄せることにもなります。

「農家さんはどんな気持ちでこのニンジンを育てたんだろう。」と考えると、葉や皮まで美味しく食べたくなります。
「大切に育てられた命」と知ると、それを「いただく」自分を大切にしたくなります。
「これはゴミになるもの?だとしたらどのように廃棄すればいいの?」と考えると、環境に貢献できる自分に気づけます。
「曲がったキュウリ、まっすぐ伸びたキュウリ、何が違う?どっちを選ぶ?」と、本質を見極める選択が身に付きます。それに、野菜も人も同じ、みんな違ってみんないいという、ありのままの豊かさを肯定すること(=自己肯定感)に繋がります。
「パパが帰ってきたら喜ぶね~、今度はおばあちゃんにも作って持っていこうか?」と、他人を想って料理すると、絆が深まります。

子どもならではの疑問や感想は、親のほうが学ばせてもらうことが多いです。
遊びながら話しながらの楽しい時間、ついでに料理も出来上がります!(これ大事!笑)

カリーナエッセンシャルカレッジのレッスンで、アロマテラピーをよくお料理や調味料に例えることがあります。
食材は育った環境が大切なのと同じで、精油もどんな土壌や水や空気で、どんな気候のなかで、誰に育てられたかを大切にしています。
それだけでなく、体調不良の家族のことを想って精油を選んだり、自分の体や心に目を向けることで自己管理に繋がったり、本質を見極める眼を養ったり・・・
アロマテラピーでセルフメディケーションをすることは、利他主義なんですね。
「料理」を「アロマテラピー」に置き換えて、再び読んでいただけると、納得!な部分があるのではないでしょうか。
「料理をする」ことに秘められた、自分も他人も幸せにする法則が、アロマテラピーにも通じているのです。

さてと。今日の夕食の献立は・・・(やっぱり悩む!笑)

Nanae

ベルヴィスト歴20年
オートクチュールアロマ®インストラクター
国際オートクチュールライフ協会認定講師
看護師歴20年以上。主に都内大学病院のNICUや小児病棟に勤務。
訪問看護の経験も持つ。
保育園や地域で食育やスキンケアをはじめとした講座を開催。

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