年間1,000人以上の身体に触れて思う事 〜「疲れを取る」から「自分を大切にする」へ〜
皆様こんにちは。ベルヴィストSAEKOです。
「自分の身体は自分で守る」セルフメディケーションの観点からライフスタイルをシンプルに考える方法をお伝えしていきます。
あなたの身体はあなただけのもの
いつもベルビオマルシェコラムをお読みいただきありがとうございます。
今回は、私がアロマセラピストとして沢山のお客様のお体に触れてきて感じたことをお話させていただきます。
コロナ禍の今だからこそ、ご自身を考えるきっかけになれば嬉しいです。
皆様の日々に少しでも役立ちますように。
女性の身体の変化
私がセルフメディケーションを考えるきっかけは、勤務先のサロンで出会うお客様は女性が多く、女性ならではのお悩みをお話する機会も多い事から女性の身体って?と思い始めた事が始まりでした。
一言で言って「基本的に悩みが多い」
仕事、家事、家庭、実家、結婚、出産、生理、職場復帰、更年期、PMS、不定愁訴…
ライフステージによってさまざまに変化していく悩み。挙げればキリがありません。
そして、それが「悩み」になる方とならない方
身体に影響が出る方と出ない方
本当に人それぞれで、普通も無いし平均もありません。
そんな女性の身体と向き合い、触れるなかで悩みが一つでも減らせたらと思いながらアロマセラピストとして活動しています。
自分の身体は自分にしか守れない
結局、いくら悩みやストレスがあっても自分の身体ですから、自分で何とかするしかないのが現状です。いわゆるセルフメディケーションですね。
沢山のお身体に触れ、お話を聞く中で一番思うのは「自分の平均を知る」こと
疲れているけど、あの人はもっと疲れているはずだから…もっと頑張らなくちゃ
痛いけど、もっと痛い人もいるって言うし
辛い時にふと思う事は誰にでもあると思います。
でも、その辛さはどこかの誰かではなく”あなた”の身体に起こっている事。
“あなた”が辛い、痛い、疲れていると感じるならばそれはあなたの身体の限界です。
何をしたら辛くなるのか?どこまでやったら痛みが出るのか?“あなた”の身体の限界を確かめてみてください。
どこかの誰かと比較することではない。と私は思っています。
もちろんある程度の我慢は必要、大人ですから。
でも、我慢をし過ぎると身体は防衛本能が働き刺激を受け入れにくく鈍く鈍くなっていきます。
比較して、我慢して、限界を突破した身体は、我慢状態が身体の基本設定になるので、痛みや疲れを感じにくく、味覚が薄れて、匂いに鈍感になる。
そんなお客様に沢山お会いしてきました。
共通するのは、もっと辛い人がいる、もっと頑張っている人がいると無理をして我慢して…を繰り返していることです。
無理できる身体
そうは言っても無理をしてしまうのが私たちです。
人間関係や仕事や家庭のことなどなど円滑にしていきたい、上手くやりたい、とストレスや緊張を溜め込むのは現代社会では避けて通れないのかもしれません。
そう考えると多少の無理ができる身体を作るのもセルフメディケーションの一つとも言えそうですね。
私が考える女性の身体の理想は、体型や体重など関係なく、外はふわふわ中はしっかり
なんだか食レポみたいですが(笑
表面の肌や皮下脂肪は柔らかく女性らしい質感
内側はしっかりと芯がありどっしりしている
(ちなみに男性はその反対だったりします。(個人差はありますが)外がしっかり中はふわふわ)
何か嫌な事があっても、内側の精神面はしっかりしているので揺らがず、表面のふわふわで跳ね除けてしまう。
こういう方の身体は、本当に素直で、身体の緊張が解けるのも早い
し過ぎは良く無いですが、少しの無理なら大丈夫。
表面をふわふわに保つには脳との連携がとても重要になってきます。
長くなってしまうのでまたの機会に。
身体は語る
さて、あなたの身体はどんな状態でしょうか?
□ 身体が硬い
□ 頭皮が硬い
□ おでこにしわ
□ 首にしわ
□ 眉間にしわ
□ 足の指が開かない
□ 肩が上がっている
□ 鎖骨がVの字
□ 季節問わず手がカサカサ
□ 昼夜考え事が多い
□ 不眠、寝付きが悪い
□ 自分に合った枕がない
□ 寝起きが悪い
□ 生理痛、PMS、更年期障害
□ 早口早歩き
□ 呼吸が浅い
いくつ当てはまりますか?
10個以上の方、身体からのサインを無視しているかもしれません。
ご自身の身体がどんな状態か?知るために誰かに触ってもらうのもいいですね。
ご家族やご友人、パートナー、そこに是非セラピストも入れてみてください。
疲れを取る から 自分を大切にする へ
指圧やオイルマッサージに行くのは、疲れを取る事が大きな目的です。
でも、これからは「自分を大切にする」きっかけにしてみるのはいかがでしょうか?
プロのセラピストは、あなたの身体がどんな状態か細かく教えてくれます。
通わなくてもいいです。自分の身体の状態を知る事は考え方や生活を変える大きな影響力を持っています。
マッサージに行く目的を「疲れを取る」から「自分を大切にする」きっかけにしてみる。
周りが労ってくれないならあなた自身が労ってあげてください。
それは身体にも心にも素晴らしい変化を感じさせてくれます。