小児専門看護師が実践する、子どもの愛着形成を育むアロマテラピーとタッチング
こんにちは。ベルヴィストのNanaeです。
前回のコラムでは嗅覚のお話を書かせていただきました。
看護師の仕事は、この嗅覚をはじめとして、五感をフルに使います。
「看」という文字の通り視覚・触覚は、体のすみずみまで目で見て手で触れて観察します。聴覚を使って患者様のお話を伺い、聴診器で体の様々な音を聴きます。味覚は直接使うことは少ないですが、味覚についての情報はしっかり伺います。嗅覚は前回の通り、疾患の有無や増悪まで嗅ぎ分けるほどです。
今回はこの五感の中でも触覚について書いてみようと思います。
嗅覚から脳へ リラックス以外のアロマテラピーとは?
「アロマ」という言葉を聞いて、リラックスとかマッサージを思い浮かべる方は多いと思います。歴史的背景から日本で多く広まっているのはイギリス式アロマテラピーで、リラクゼーションや美容に特化したものが多いので、よく知られています。
Karinaはフランス式アロマテラピーですので、メディカルなアプローチをしていますが、嗅覚から脳への伝達回路で、香りを嗅いでリラックスしたり心地よさを感じたりすることはロジカルに説明がつくものです。
引用元:ロート製薬株式会社「認知症予防には柑橘の香り!?健康に役立つメディカルアロマ」より https://fufufu.rohto.co.jp/feature/43172/
香りを嗅ぐという行動は、エッセンシャルオイルの芳香分子を鼻から吸いこむということです。それが脳にダイレクトに届き、脳の各部位を刺激し、自律神経やホルモンや免疫系に働きかけます。その結果、心身に様々な反応を引き起こすのです。
幸せホルモン「オキシトシン」の分泌を促すタッチング
さらに、マッサージという体に触れるという行為で、リラックスの相乗効果が期待できます。
ご家庭で、エッセンシャルオイルと基材で作ったアイテムを、ご自身やお子様やご家族に塗布してあげる「タッチング」。
人に触れることで、幸せホルモンとも呼ばれる「オキシトシン」の分泌はグ~ンとアップします。小児看護の世界でもタッチングは愛着形成の一つとして重要視されています。触れられるお子様はもちろんのこと、触れているママやパパのオキシトシンも増加します。身体や心への効果は絶大です。マッサージしたり撫でたり、ギューと抱きしめたりしながら、イライラすることや怒ることは出来ないですよね。
香りで脳からも幸福感、高揚感、充足感などを促進するホルモンを刺激したり、副交感神経を優位にしてリラックスしたりすることができます。
そしてタッチングでオキシトシンを分泌させて、絆を深めていきましょう。
手は愛を伝えるためにある。アロマテラピー的タッチングケア
例えば我が家では、Karinaの植物オイルに、抗菌抗ウイルス対策のエッセンシャルオイルを混ぜて、登園や登校の前にお顔や四肢の保湿マッサージ。
「今日もニコニコほっぺだね。元気に遊べる強い脚だね。優しさを分けてあげられるお手てだね。」などと言いながらタッチングして、いってらっしゃいをします。
寝る前は今日楽しかったことをお互い3つずつ発表しながら、ゆっくり眠りにつけるように、ラベンダーやオレンジなどのエッセンシャルオイルでお腹や背中のマッサージをしています。
私たちの手は、人に愛を伝えるためにあるのだなぁと思います。
愛の道具として手を使いましょう。
エッセンシャルオイルで脳にダイレクトに刺激をしながら、大切な人にタッチングして心を通わせましょう。
ちなみに・・・
このいってらっしゃいの声掛けの仕方、今日楽しかったことの発表については、自己肯定感と深い関係があるのです。そんなお話もまた書けたらなと思います。
このようにKarinaのレッスンでは、エッセンシャルオイルや基材のことだけでなく、生徒様に+αになるような情報や話題をお届けし、より豊かに幸せになれるようなレッスンを心がけております。
レッスンのご希望やお問い合わせは、こちらまで。
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