魚の目(ウオノメ)の事情~2~
皆様こんにちは。ベルヴィストゆうこです。
看護師であり整体師でもある観点から、カラダに出る症状の意外なサインについてお伝え致します。
前回のコラム『魚の目(ウオノメ)の事情~1~』の続きです。
魚の目とは
足の指や裏・特に人差し指にあたる(第二趾)の付け根やその周辺に多くみられます。
皮膚の一部分が長期間にわたって圧迫されて
皮膚の表面(角質層)が硬く厚くなり←この時点では『たこ』
そこから更に奥深く(真皮層)まで硬くなる状態を魚の目(ウオノメ)といいます。
真ん中にさかなの目のような芯を持つので「うおのめ」と呼びます。
前回の続き…
魚の目(ウオノメ)が圧に耐えている事情
それは
立ち姿勢や
歩く動作に必要な
カラダのバランスを保つ
補強としての役割を担っているからなのです。
つまり
魚の目に
補強してもらわないといけない問題がどこかに存在しているということです。
例えば
・くつの問題
サイズの合っていない靴・足に負担のかかる靴
・カラダの問題
足裏のアーチがつぶれている・骨盤のゆがみ・カラダの重心のずれ・内臓の弱り(特に胃)・目の疲れなど
・姿勢の問題
足を組んで座る・片足に体重をかけて立つ事が多い・猫背など
・心の問題
自律神経の乱れ・不安・緊張・頑張りすぎなど
これらの問題を
魚の目(ウオノメ)が支えてくれているといっても過言ではない。
ところが、その存在に気が付かず頼ったままでいるので
いよいよ
神経にまで達し「そろそろ限界なので 早く気が付いてくれ~」と痛みを放つのです。
存在に気が付いた私たちは、慌てて痛みのもと(ウオノメ)を取り除こうとするのですが
支えられている…という事に気が付かなければ、問題にもたどり着けず
同じことを繰り返すのは言うまでもありません。
魚の目は1日にしてならず
長~い月日をかけ、カラダのバランスを保つために踏ん張り
出来上がった魚の目の事情をおわかりいただけたでしょうか。