Organic Column

《Belle Bio Column》インテリジェントな美:知的好奇心で開花する内面の光

こんにちは。ベルビオマルシェです。
本日のタイトルは「インテリジェントな美:知的好奇心で開花する内面の光」…
実は、ここ最近お会いしている方々が皆さん美しく元気で、お会いするたびにその輝きが増すように思いまして。ベルビオマルシェのHPでもご紹介しているKarina Premium Organicsというフランス式メディカルアロマテラピーで新しく学びを始めた生徒さんの皆様の事なのですが…。
もちろん今まで使用したことのないレベルの高品質なエッセンシャルオイルを使ったり、実際に身体的にアロマテラピーを実践していく、という事が肉体的活性化を促しているということもあると思いつつ、もっと深い面では学ぶことや理解、そして「美しい(香り)」ものに触れる事で刺激される五感などが相互作用的に脳の活性化に有用であるに違いない。理由を知りたい!と思い。脳の活性化のプロセスを調べてみました。

皆さんの近くにもいらっしゃいませんか?新しいことを始めたことで急にあの人若返ったね。と纏っているオーラまで変わってしまうような方。
今回のブログでは、知的好奇心を満たすことがなぜ人間に輝きや若々しさをもたらすか?について、脳の仕組みから紐解いていきます。
芸術の秋、新しい刺激や美に飛び込んで、内側から光を放っていきましょう。

心と脳は、美と知性によって活性化される

私たちの心と脳は、美と知性が絶妙に連動して活性化しています。知的好奇心がどのように心と脳の若返りに貢献するのか、そのダイナミックな関係性を見ていきましょう。

心と脳の活性化メカニズム:ノードとネットワーク
心と脳の活性化は多くの要素によって行われますが、基本的には「ノード(脳内のニューロンや心の感情・思考の拠点)」と「ネットワーク(これらが繋がる経路)」の連携によって成り立っています。脳は約860億のニューロン(神経細胞)で構成されています。これらのニューロンは電気的および化学的な信号を用いて情報を送受信します。この情報伝達が集合的に行われることで、思考、感情、記憶などが形成されます。このニューロン同士は「シナプス」と呼ばれる接続点で繋がっています。一つのニューロンは数千もの他のニューロンと接続されており、その全てが高度に調整された状態で動作します。

心の感情や思考は、脳の物質的なプロセスと繋がっていて、感情や状況に応じて、脳は特定のホルモンや神経伝達物質(例:ドーパミン、セロトニン)を放出し、これがさまざまな心理的・身体的反応を引き起こします。

美しい、と感じるもの(音楽、自然、アートなど)に触れると、脳の報酬系が活性化します。これによってドーパミンなどの神経伝達物質が放出され、心地よい感覚や積極性(ワクワク感)が高まります。また、 新しい知識や情報に接することで、脳内で新しいシナプスが形成されます。これが脳の可塑性を高め、知識の網の目を広げるのです。

脳の「可塑性(かそせい)」とは?

脳が新しいことを学ぶ能力や、変わった状況に適応する力のことを指します。粘土をイメージしてもらえるとわかりやすいのですが、球体の粘土をこねこねしているうちに色々な形に変化させられるように、脳自体変化することが可能なのです。
新しいことを学ぶと、脳の中に新しい道ができて、その道を繰り返し使っているうちに、その道が太くなって使いやすくなるのです。
20世紀の初めまでは、脳は成人になると変化しないと考えられていたのですが、近年の研究で脳には【生涯に渡って】この可塑性により、新しいニューロンが生成されることがわかっています。

そう!いくつになっても脳は活性化できるのです。
最初は難しいこと、例えば言語習得などでも、繰り返していくうちにだんだんと理解できるようになる…。

ここにまたポイントがあります。

理解することによるAHA (アハ)体験が、喜びをますます高める

学ぶことと、そして理解することが与える脳への影響があります。
学ぶことと脳
「学ぶ」とは、新しい情報を脳に取り込むプロセスです。この段階では、海馬と呼ばれる脳の部分が一時的に情報を格納します。この学びが繰り返されると、それが長期記憶に移行し、シナプス(神経細胞同士の接点)が強化されます。このプロセスは、基本的に脳の可塑性を高め、新しいニューラルネットワークを形成するために重要です。
理解することと脳
一方で、「理解する」とは、新しい情報を既存の知識と結びつけ、その意味を把握するプロセスです。この活動は、前頭葉を中心とする脳の高次機能に関わります。理解する過程では、抽象的な思考、問題解決、評価といった高度な認知活動が行われ、脳全体の活性化が促されます。

この「理解」が脳に与える健康的な利益についてですが、理解のプロセスは心地よい「Aha!(ああ、なるほど!)」の瞬間を生み出す可能性があります。このような認知的な報酬は、ドーパミンといった神経伝達物質の放出を促し、それがさらに学習意欲を高めるとともに、ストレスの軽減や心地よい気分を生むことがあります。

要するに、学ぶこと自体が脳を活性化させる一方で、それを「理解する」過程はさらに高度な脳活動を促し、精神的な満足感をもたらすことが多いと言えます。これらは互いに影響し合い、複雑ながらも高度に連動した形で心と脳、そして全身の健康に寄与しています。

美を感じたときや新しい知識に触れたとき、それらは心の感情と脳の認知プロセスに影響を与え、相互に連携します。例えば、美しい音楽を聞くと、感情が高揚し、それが集中力や創造性を向上させる場合があります。
これらのプロセスは相互に影響を与え合い、フィードバックループを形成します。美に感動することで知的好奇心が刺激され、逆に新しい知識や洞察が美に対する感受性を高めるのです。

知識と心の平静のサイクルも意識する

ただ、高まってばかりだと疲労してしまいます。
学びによって高まった後は、しっかりと休息させることも大切です。
例えば瞑想やマインドフルネス。瞑想やマインドフルネスは、特に前頭葉と関連が深く、この脳領域は思考、意志、注意、そして自己制御に重要です。瞑想を行うと、前頭葉の活動が高まるとともに、ストレスホルモンのコルチゾールのレベルが下がることが報告されています。この平静な状態が、新しく学んだ情報や理解した知識を、長期記憶に移す過程を助けます。

そして心を平穏で静かな状態へ保つことは、創造的な思考や新しい視点を生む土壌を作る可能性があります。つまり、学びと理解によって得た知識が、また新たなアイデアや洞察へと結びつくチャンスを高めるのです。

いかがでしょうか?
いくつになっても若々しく輝いている方には、美しさをもたらすきっかけがありました。
美しくありたい、若々しくありたい時、外見的なものをだけを考えるのではなく、内側からの活性化を意識した時、それは持続可能であり、誰にも共通する脳の働きであると考えれば?
この9月をスタートに、何かを始めてみるのも良いかもしれません。知性という美の源泉に刺激を与えて、開花する秋へ。

Karina Premium Organics

知的好奇心を満たしながら、体質改善、美容、全てをホリスティックにケアできるメディカルアロマテラピー。
カリーナはアロマテラピーのカテゴリーを超えたライフスタイルを提案します。

karina Premium Organics

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