睡眠は、脳と肌を回復させる〜ウェルエイジングの土台としての「眠り」〜
いつもBelle Bio Marchéに訪れてくださる皆様、ありがとうございます。
今年1年の大きなテーマが「脳の疲労、睡眠の質、ストレス」などのケアを通じた、ウェルエイジングです。
*well-ageing=アンチエイジングではなく、心身ともに健やかに豊かに歳を重ねるという概念
1月は「脳の疲労やリカバリー」について考えてきました。
2月のテーマは「睡眠」です。
睡眠と健康の関係は、これまでも何度も語られてきたテーマです。
けれど近年、脳科学や皮膚科学の分野から、睡眠は単なる休息ではなく、脳・感情・ホルモン・肌を同時に回復させる基盤であることが、より明確に示されるようになってきました。
今月は「睡眠」をテーマに、脳科学・ストレスマネジメント・ウェルエイジングという視点から、現代女性にとっての“本当に必要な休息”について紐解いていきます。
「睡眠」を見直すことが、回復への第一歩に
30代・40代になると、
といった変化を感じる方が増えてきます。
これらは単なる年齢の問題ではなく、脳疲労・ストレス・ホルモンバランスの変化が重なって起きているケースがほとんどです。
現代は、情報・選択・判断にさらされ続ける時代。私たちの脳は、休んでいるようで、実はほとんど休めていません。
選択の多い時代に起きている「脳のオーバーワーク」とは
睡眠は「身体」ではなく「脳」を回復させる時間
睡眠というと、体を休める時間だと思われがちですが、実際には脳のメンテナンス時間でもあります。
睡眠中、脳では、情報の整理・感情のリセット・神経ネットワークの修復・ホルモン分泌の調整、が行われています。
つまり、質の良い睡眠が取れていない=脳が回復できていない状態といえます。
この状態が続くと、集中力の低下、感情の揺らぎ、ストレス耐性の低下が起こり、やがて身体や肌にも影響が現れてきます。
脳と肌はつながっている「ブレイン・スキン・アクシス」
近年の研究では、脳の状態が肌の健康に直接影響することが明らかになっています。
これはBrain–Skin Axis(脳−肌軸)と呼ばれています。
ストレスや脳疲労が続くと、神経伝達物質・ホルモン(コルチゾールなど)・炎症反応を通じて、皮膚のバリア機能や修復力が低下しやすくなります。
「スキンケアを変えていないのに肌が揺らぐ」
そんなとき、原因は肌そのものではなく、脳や神経系のコンディションにあることも少なくありません。
肌は、心と脳の状態を映す鏡なのです

睡眠の質が変わると、身体と肌が同時に回復する
これらのことを意識して、まず睡眠を整えてみましょう。
睡眠が整うと、身体にはさまざまな変化が起こります。
身体への影響
美容への影響
お肌のゴールデンタイムと言われる、肌の修復が最も活発に行われるのは睡眠中です。
どれだけ丁寧なスキンケアをしていても、睡眠の質が低ければ、回復も追いつきません。
美しさは、眠りからつくられる。これは感覚論ではなく、科学的にも裏付けられています。

POINT:「睡眠時間」よりも大切なこと
ここで大切なのが量より質、といいますか…
一般的に、理想的な睡眠時間は7〜9時間(18〜64歳)と言われています。
ただし重要なのは、時間そのものではなく、しっかりと回復できているかどうか。
目安として気に留めておきたいのが、以下の項目です。
これが「回復ライン」になります。
同じ7時間でも、回復できる睡眠と、できない睡眠があります。
回復できていないかも?と思われる方は、日中の過ごし方で改善する方法があります。
夜だけの回復ではなく、日中の回復という考え方
睡眠は「夜に頑張るもの」ではありません。実は、日中の過ごし方も睡眠の質を大きく左右します。
ここで注目されているのが、昨日インスタグラムでもご紹介したNSDR(Non-Sleep Deep Rest)です。
NSDR(ノン・スリープ・ディープ・レスト)とは?
NSDRは、眠らずに深い休息状態へ入るリラクゼーション法。
ヨガニドラなどの実践がこれにあたります。
→YOGA NIDRAで調べるとYouTubeでさまざまな時間の誘導瞑想が出てきますので、ぜひお試しください。
NSDR中の脳活動は、睡眠時に近い状態になることがわかっており、実際に眠らなくても回復効果が得られるのが特徴です。
日中の脳疲労の回復、集中力・気分のリセットや夜の入眠サポートなどに繋がり、
たった10分程度でも、脳の回復を助けることが示されています。
夜に眠れないときや、途中で目が覚めてしまったときにも、NSDRは有効な選択肢になります。
Non-Sleep Deep Restを提唱している脳科学者Andrew Huberman博士による20分のプログラムです。
呼吸法などの実践で、ゆったりと身体が緩んでいく感覚を体感してみてください。
昼寝は「合う人・合わない人」がいる?
昼寝が回復につながる人もいれば、逆に起きたあとにだるさやイライラを感じる人もいます。
目安としては:20〜25分の短い昼寝を日中のエネルギー補給として。
強い睡眠不足のときは90分以内の昼寝が助けになることもあります。
ただし、遅い時間の昼寝は夜の睡眠に影響しやすいため注意が必要です。
良質な睡眠に必要なのは「整った環境」
睡眠は、意志でコントロールするものではありません。
寝なくちゃ!と思うと、逆に目が冴えてしまうように、脳が安心して眠りに向かうためには、身体のリズムを整えてあげることが大切です。
こうした環境と習慣が整ったとき、眠りは自然と深くなっていきます。

睡眠は、ウェルエイングとウェルエイジングの土台です。
脳の回復、ストレスのリセット、ホルモンの調整、身体と肌の再生といった、これらすべてを支えているのが睡眠です。
睡眠を整えることで、効率的に心身の回復を図ることで体調やメンタルを安定させ、健やかな生活の基盤を整えていきましょう。
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