Organic Column

【音の世界へのご案内 〜音とは何か。音の性質。音がカタチを作り出す〜 音響振動療法マナーズサウンド】

こんにちは。ベルヴィストのToshikoです。私は、音=振動を使った音響振動療法「マナーズサウンド」セラピーを行っています。これまでのコラムでは、マナーズサウンドとの出会いから、ベースとなる概念、音そのものについてお伝えしております。本日は「音の性質」を掘り下げていきたいと思います。
これまでのコラムはこちらからご覧いただけます。
【音の世界へのご案内 ~森羅万象、全ては音でできている~ 音響振動療法マナーズサウンド】
【音の世界へのご案内 〜音・音楽によるヒーリングの歴史〜 音響振動療法マナーズサウンド】

音とは何か。音の性質。

「音」とはなんなのでしょうか?音は、粒子や物が振動することで生まれます。よって、音は振動です。音に多様性を与えているのは、1秒あたりの振動の周波数の違いです。
人間の耳では、約20~20,000Hz(ヘルツ)の周波数の振動が、音として認識されます(可聴域)。
20Hz以下の周波数の音は低周波、20,000Hz以上は超音波。いずれも人は聞き取ることが出来ない領域です。ですが、こういう領域の音は感知されなくとも、身体の他の部分が感じ取っています。

音の物理的性質に、「共鳴」や「倍音」があります。
共鳴とは、振動数の等しい振動体を並べておいて、一方を鳴らすと、他の一方も音を発する現象です。
同じ振動数を持つ二つの音叉の一方を叩いて音を出すと、その振動がもう一つの音叉に伝わり、他方も自然に鳴り始め、音が一段と大きく鳴り始めます。
倍音とは、基本となる音の周波数の整数倍の周波数を持つ音のことです。100Hzの音があったとしたら、その倍の200Hzが2倍音、300Hzが3倍音になります。楽器で100Hzの音を弾いたとすると、200Hz、300Hz、400Hz・・の音も同時に発生しているのです。元となる100Hzを基音といい、それ以外を倍音といいます。

見えない音が、カタチを作り出す

また、音には、その音特有の形を作り出す性質があります。例えば、母音が「ア」には「ア」特有の形があります。「音響の父」と呼ばれているフレデリッチ・クラウドーニ(1756~1827)は、薄い金属板(あるいはガラス板)に細かい砂をまいて、バイオリンの弓で振動させて音響図形を作りました。

スイスの医学博士で自然科学者のハンス・ジェニー博士は、様々な音がどのような形を育成するのかを研究しました。音によって2次元模様を成形することはもとより、5つの音の組み合わせで3次元の立体も成形、さらにはそれが一定の運動、例えば8の字を描く循環運動を行うという驚くべき現象を発見しました。
音(振動)が物に動きを与え、物の形・図形を作るという物理的分野を「サイマティクス」と呼びます。


音で再現した立体画像、サイマティクス

ハロルド・サクストン・バー博士「生命場の科学」より~見えざる生命の鋳型の発見~

古代ギリシャのアリストテレスは、ドングリが成長すれば、どうしてカシの木以外のものにならないのか、イチジクになっては何故いけないのか、と考えました。ドングリの実の成長及び分化をコントロールし、最終的にカシの木に仕上げる「力(フォース)」とは何かということです。これを人間に置き換えると、私たちは絶えず新陳代謝をしていますが、「自分」という恒常性を保っている「力」とは何かということです。

米国イエール大学のハロルド・サクストン・バー博士は、「経絡は本当にあるのか」を研究中に、生体の周りにエネルギー場というものを見つけ、それを「ライフフィールド(=生命場)」と名付けました。「人間をはじめ、形あるものすべては、ライフフィールドによって律せられている」とした博士の研究は、哲学者たちが何世紀にも渡って議論してきた問いに対する答えを解く鍵であり、驚嘆に値するものです。博士は、このライフフィールドは「鋳型」の役目を果たしているといいます。

バー博士は、生体がライフフィールド(電場)によって維持されていることを証明し、人間の体の不調や病気が生じた部分では、生体の電場が乱れていることを確認し、乱れた電場を元の状態に修復すれば、健康を取り戻すことが出来ると考えました。

5つの調和音で3次元の形を作り出す、音響振動療法マナーズサウンドの理論

マナーズ博士は、この音の性質やサイマティクスの原理を人体の医学・健康に応用、また、バー博士の「生命場理論」にも着眼しました。

人の身体は肉体だけではありません。肉体の周りに気体があり、その周りにエーテル体、アストラル体、メンタル体、コーザル体など目には見えないエネルギー体が広がります。

マナーズ博士は、エーテル体を人間の「エネルギーテンプレート(鋳型)」と考えました。テンプレートであるエーテル体が歪めば、肉体も歪むと説いています。そして、エーテル体が元に戻れば、肉体もそれにあわせて戻っていくと考えます。

また、マナーズ博士の考え方では「生体には生体場があり、それと共鳴する音は、5つの音で、しかも調和音でなければならない。5つの音の組み合わせの時のみ3次元の形を作り、それを維持することができる」としています。博士は、前もって、細胞が発している音の一つ一つを5つの複合音に合成して、それを人体にあてて共振共鳴させれば、乱れた細胞振動を本来の振動に戻すことができるのではないか、と考えたのです。それがマナーズサウンドの誕生につながっています。

マナーズサウンドは、人体の各組織が発する音を細胞に響かせることで「共鳴」が起こり、さらに「倍音」の原理で調和振動は複数周波数の波形を形成し、相互に影響しあって無限に広がっていく・・・、細胞の分子、原子、素粒子、クオークレベルにまで、体の中心へ共鳴しながら深くより微細に浸透していきます。

 
次回のコラムでは、マナーズサウンドセラピーについて、詳しくご紹介していきます。どうぞお楽しみに。
 

Toshikoさんによるマナーズサウンドを体感したい!という方はこちらのフォームより、お問合せください。

Toshiko

ベルヴィスト歴20年
マナーズサウンド 音響振動療法士
国際オートクチュールライフ協会ベルヴィスト
オーラソーマ プラクティショナー
カラースタイルコンサルタント®
CSCA協会認定 16タイプ・パーソナルカラーアナリスト
CSCA協会認定 骨格分析パーソナルスタイリスト
スキンケアアドバイザー
メイクアップクリエイター
30歳の時に会社勤めに終止符を打ち、幼少期から感じていた使命を探求する道へ。 物事の本質を見極めながら、数々のエネルギー医学を学ぶ。 音響療法やメディカルアロマテラピーを用いたトリートメントを提供、師事している。 Soundtherapy and Aromatherapyエッセンス オブ ライフ主宰

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