小児専門看護師が語る、嗅覚と人の深い関係。あなたならどれを選ぶ?
人間が持つ五感(視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚)の中で、どれか一つだけ「不要なものを選べ」と言われたら、あなたならどれを選びますか??
目が見えない、耳が聞こえないは、コミュニケーションを図るのが難しいし。
触覚が分からないと歩くこともできない。
食べることは生きる楽しみ、味覚がなくなるのも・・・
と、大抵の人は「嗅覚」を選ぶのではないでしょうか。
ヒトにおける嗅覚の必要性。視覚の100倍の遺伝子で感じる<香り>
ヒトの遺伝子の数は現在の時点で約22000個と言われています。
そのなかで、嗅覚受容体の遺伝子は、ヒトの全遺伝子の約2%(300~400個)。光を感知する視覚の遺伝子が4~6個、甘みや苦みを感じる味覚の遺伝子もせいぜい数10個です。
人間が生存するうえで、実は嗅覚というのは重要な役割を担っているのです。
この嗅覚受容体とは、ニオイを感じとるセンサーのような役割をするたんぱく質です。
数や種類には個体差はあるといわれていますが、ヒトにおける嗅覚受容体の男女差はないと言われています。
ということは、神経細胞や遺伝子レベルで考えると「香りへの反応」に明確な性差はないはずなのです。
ところが、アロマテラピーの受講生や資格保持者は、どこのスクールや団体を見ても圧倒的に女性が多いです。
日本においては、美容やリラクゼーションに関連した資格ということや、「アロマ」の社会的なイメージもあるとは思いますが、それにしてもこの性差というのは面白いなと思います。
アロマテラピーの新たな可能性。<香り>による認知症改善へ
ヒトの全遺伝子の2%も占める嗅覚は、認知症において世界的に注目されています。
その嗅覚機能の低下を指標として、認知症の進行を計ることができ、さらに「香りによる刺激で予防できるか」という点が注目されています。
認知症の主な原因と考えられる脳の酸化は、ある程度は薬で抑えることも可能ですが、薬は血液に入り脳全体に影響を及ぼします。その点、香りは嗅覚路から直接脳の特定部分、記憶や認知機能を司る海馬に働きかけるため、ピンポイントでケアできるのではないかと期待されています。
前述したように嗅覚受容体は個体差があり、どの香りをどう使ったらどんな作用があるのか、疫学的な調査は難しいといえます。しかし、歴史的に伝承されてきた香りの人体への有用性をみていくと、その期待は高まりますね。
勘が鋭い!鼻が利く!嗅覚を磨くと本能が目覚める。
ヒトの遺伝子の2%をも占める嗅覚。
嗅覚は刺激することによって感度を高めることができます。
よく「○○さんは、鼻が利くね~」と言いますが、まさに嗅覚、本能の感度が高いということですよね。
しかし、ここで合成香料を嗅いでしまうと、ホルモンバランスが乱れることもあるので注意が必要です。とはいえ、生活していると電車で、職場で、友達と会って、、、なかなか避けることができないのも事実です。
天然で完全で純粋な香料=エッセンシャルオイルは、私たち個々が持っている嗅覚の本能的な部分を刺激してくれるのです。
アロマテラピーを日常に使うことで、香りはそこに存在しているので、常に嗅覚から脳を刺激することになります。
人間が持つ五感の中で最も大切と思うのは?と聞かれたら...
さて、あなたは何とお答えになりますか?
私が講師を務めるKarina Essential Collegeでは、本物の香りを日常に取り入れるアロマテラピーをお伝えしています。
嗅覚を正しく刺激できるエッセンシャルオイルでのメディカルアロマテラピーは未病ケアに、家庭の救急箱に、スキンケアに、シンプルで美しく香る毎日を過ごしたい方に選ばれています。
アロマテラピーレッスンの詳細はこちら Karina Essential College <カリーナエッセンシャルカレッジ>
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