Organic Column

《Belle Bio Column》自分にとっての心地良さを探究する究極のボディワーク“Yeild(イールド)”

ほぼ身体的接触のない究極のボディワーク“Yeild(イールド)“

こんにちはベルビオマルシェです。
本日は世にも不思議かつ究極感のあるボディワーク“Yeild(イールド)“の体験談をお伝えしたいと思います。
このイールド体験がおひとりフルネス始動のきっかけの一つでもあります。
今回イールドワークのモニターのお話しをいただいたのは、ilaのプロダクツをご自身のヴァイタルタッチセラピーなどでも取り入れてくださっているセラピストの小松ゆり子さんから。

小松さんが独自に編み上げたオリジナルのヴァイタルタッチセラピーは、スーパーロングストロークによる全身のリンパトリートメントから芸術的なホットストーンの動き、最近では音叉なども取り入れて頭の先から指先、つま先に至るまで全身のありとあらゆる凝り固まった筋膜を全て解される、かなり動的なトリートメント。
定期的にトリートメントに伺い、溜まりに溜まった疲れや凝りを集中的に一気に解放していただいています。

長年全幅の信頼を置いている身体を預けられるセラピストさんの小松さんから、新しいボディワークのモニター体験をしてもらえないかというお話をいただいたのが今年の初め。

その時の説明が「ほとんど、全くと言っていいほど身体に触れないワークなんだけど…」。

施術者はゲストの周りで施術者(のお腹に集中するそう)にとって心地良い場所を探して、ただそこでしばらく見守り、ゲストは見守られながら、自分で感じる体感を伝えながら快適な状態を維持するという。
ほぼ動的なマッサージなどを施すことをせずに、ボディワーク前後で肉体的変化がしっかり起こる…。

なんという新感覚!
今年のテーマが五感や本能を研ぎ澄ますというのもあり、新しいことが体感できるのはありがたいので、すぐに体験をお願いしました。

実際には施術者の方が「触った方が良いな」と感じたら、やさしく触れてくれたりもするのですが、スッと触れる程度。本当にほぼ全体を通して、見守られるだけ。
でもこのボディワークが凄いなと感じたのは、それによって自分自身の身体が内側からリラックスして緊張などが解れて、触れられずとも、整うのです。
瞑想やマインドフルネスにも通じるような気もするのですが、施術者(見守る存在)がいるからこそ成立するのかな、と。

体感した結果から言うと、個々の自然治癒能力を引き出す究極のボディワークでした。

イールドという新しい技法を生み出した小松さんのお師匠さん田畑様のHP
The Art of Yield approach
http://yielding.work/

クライアント自身が持つ自己調整の知性を動員することによって,変化が持続的で意義のあるものとなることを目指しています。それは施術者が必要だと思い込んだ変化を無理強いするコンセプトとは,対極にあるものです。

引用元:http://yielding.work/

ここ!言語化が難しい、と感じていましたが、さすが創設者。
知性を動員することで、細胞自らが「心地良い」という状況へ能動的に動くことによって、結果的に肉体的な変化を促進していく。

心地良いと感じる安心感がもたらす、自然治癒能力の解放

ここで貴重なイールドボディワークの1回目の体感をシェアさせていただければと…
2回、3回と継続して受けていくうちにかなり宇宙的な体験もするのですが、あまり前知識を入れておかない方が個々の自然発生的なイールド体験ができそうなので、1回目の体験だけをシェアさせていただきます。

まずセッションの前後の体感を確認すべく、身体的な感覚を感じておきます。
部屋の中を普通に歩いてみたり、身体を左右に回したり、首を回したり、前屈みになってみたりとその時に感じる身体のバランスなどを認識しておきます。

改めて自分の身体を認識しながら歩いてみると、なんというかオズの魔法使いのブリキのキャラクターのようなイメージでした。要所要所油をささないとカクカクギクシャクしている感じ。

そこから1回目は普通に仰向けに。目を閉じて、ゆったりと呼吸をします。
その間、施術者の小松さんは私の周りをゆっくりと散策。
ご自身のお腹の状態に集中しながら、ここかな?ここかな?と場所を移動しているそう。
こちらには「ここはどうですか?」など声をかけてきてくれるので、自分自身の感覚をお伝えします。

ここで人間の皮膚感覚なのか、ある一定の場所に立たれると「不快だな」と身体が感じること。ゾワゾワするというか、そこにいて欲しくないという感覚になります。
小松さんのこれまでのイールドエピソードで面白かったのが、人によっては部屋の外まで出ないと不快感が消えない人もいるとか。パーソナルスペースっていうんですかね。
隣の部屋にまで移動して、そこから徐々に距離を縮めていくということもあるそうで、本当に野生動物との対話みたいですよね。面白い。

※画像はイメージです

電気信号のようなゾワゾワゾビゾビした感覚(不快)を経て、ある場所だとふわっと感覚が消えるような場所があり、そこで見守ってもらう時間スタート。

しばらくしてまた施術者が移動していくのですが、その度に重たかった感覚がふわっと消えていったり、自分が心地良い場所で見守られていると身体がフワーッと緩んでいく。

その状態を続けていくと、最初に不快感を感じていた場所も不快感を感じなくなってきて、だんだんと、調和の取れた状態。トゲトゲの固まりが、丁寧に丸い状態に整っていく感じになります。これも人によって感覚は様々なのだと思います。

私の場合は、細胞の1番最初の種子のような感覚、丸いそら豆のような形に身体が「整った」感覚があり、その状態がずっと続くところで、最初のセッションが終わりました。
30分強ほど?

元々瞑想をするのが好きなのですが、深い瞑想状態の心地良いゾーンに入っているような脳がリラックスした状態になりました。
そこからしばらくして起き上がって、また歩いたりしてみるのですが、油の足りないカクカク感もなく、なんというか全ての動作や所作が綺麗にできる感覚になるのです。ゆったり。
大海原でおよぐシロナガスクジラというか、あんなに大きいのに優雅で、全ての動作に無駄のない感じに。

また左右に回転したときも可動域が広がる。手のつく位置が変わる、など、肉体的な変化を感じました。

その時の小松さん撮影の写真です。1回目はまだ上手に環境セッティングができておらず(笑)前後で照明が違ったり、なのですが、わかりますか?
右側のアフターでは肩の力がストンと抜けて、強張った状態がなくなっている。

施術を受けてから数日しばらく身体があるべき場所、心地良い状態に自動的になってくれていたことで、身体性というのをすごく実感しました。
快・不快の肌(肉体的)感覚って実はすごく大切なのでは、と。

もちろん普段から無意識に私たちは肌を通して、指先などを通して、嗅覚など感覚器官を通して、瞬間的に外部の状況を察知しているとは思うのですが、進化と共にともすれば退化してしまったのではと感じる肉体的な感覚の鋭さや、休息できるタイミングでしっかり身体を休ませる、ゆるませることの重要性を認識した体験でした。

都会で生きていると毎日目からの刺激、様々な化学的な香り、ラッシュの電車内の狭いパーソナルスペースなどなど、外的な刺激を絶え間なく浴びていて、健康に関するHow toなどはスマホの小さい画面から簡単に入手可能なので知識だけはどんどんメモリーとして脳に蓄積されますが、リアルな肉体的安らぎとはどんどん乖離したライフスタイルになっていて、身体自体がゆるむ感覚を体感することってなかなか難しい。

無の状態やマインドフルネスな状態になるために、わざわざ都会から自然の豊かな場所に移動したりすることもありますが、イールドボディワークでは、自分の「心地良い」を肉体的感覚で理解することができるという、自分の細胞の自然治癒力のスイッチをONにするような、なんともユニークで、知る前と知った後では確実に感覚が変わる、そんな新しい体験でした。
自分自身の心地良い、知っていますか?知りたい方は、ぜひ。


イールド体験してみたい!方は、小松さんのサロンまでお問い合わせください。

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