Organic Column

《Belle Bio Column》フェムケアの新次元:ボディ、マインド、スピリットで女性の健康を再定義

皆さんこんにちは。ベルビオマルシェです。
ここ数年で浸透してきているフェムケア(Female Care)という考え方。女性ならではのホルモンバランスによる身体や心の変化に対して、それぞれの時期に適したケアをし、より健康で快適な日常生活を送ろうという考え方です。
近年ではセクシャルな面のケアも割とオープンに語られる傾向もあり、セルフプレジャーグッズや膣の筋肉を鍛えるアイテムなども手に取りやすいような可愛いデザインのものが増えていたりします。それくらい女性も自分自身の身体にフォーカスできる環境になってきたという事でしょうか。

日本全体が高齢化してきているので、美容に対しても外見的な美しさだけでなく、健康を含めたトータルなケアへの需要が高まっていますし、健康的に歳を重ねながら快適な生活を送るためのケアは今後もますます大切になっていくかと思います。
女性の身体は1ヶ月という期間だけでも、虹色のように変化していきますから…。
今回のベルビオブログでは、スピリチュアルな方向にもフォーカスして、人間の3つの身体から考えるホリスティックなフェムエアをお届けしたいと思います。

私たちを取り巻く、3つの身体 ボディ・マインド・スピリット

私たちはボディ、マインド、スピリットという3つの身体から構成されていることをご存知ですか?
ベルビオでご紹介しているイギリスのスパブランドila<イラ>では、セラピスト達は独自のヒーリング哲学を学びます。東洋医学の概念と西洋医学の叡智の集大成であるその哲学は、西洋医学の看護師の資格を持ちながら、東洋医学的な自己治癒力を高めるテラピーを研究し、補完医療を学び、世界中の古くからの伝統的なヒーリングの手法を知っている研究者の一人としても挙げられるila<イラ>創設者デニス・レスター氏によって監修されています。

その中で、目に見える触れられる肉体(フィジカル体)以外に人間はメンタル体やスピリット(霊体)という身体を持っており、それらも肉体と同様ケアをする必要性があることを学びます。またデニスさん自体がヨガなどを通じて、肉体だけでなくエネルギー体の動きなどを体感している経験からチャクラなどの概念なども盛り込まれており、それはそれはユニークで面白いものになっています。解剖生理的なフィジカルボディの仕組みや、自律神経のこと、リンパ液のことなどと一緒に、アーユルヴェーダ的なエネルギーの流れの理解、それぞれのチャクラが対応する身体の器官(臓器や皮膚など)と連携している感情などを学ぶので興味深いです。
では3つの身体の特徴をそれぞれ見てみましょう。

3つの身体とは

 

ボディ(Body) / Physical Self、Somatic Self、Corporeal Being

・目に見える、触れられる身体。
・皮膚、臓器、骨、筋肉などが含まれる。
・生物学的な健康と機能が主な焦点。
・肉体的な存在としての自己。
・運動能力、健康状態、外見などが考慮される。
・体調管理や運動、栄養などが関連する。

 

マインド(Mind)/ Mental Self、Cognitive Self、Psychological Being

・思考、判断、記憶、学習などの精神活動。
・論理的な思考や問題解決能力が主な焦点。
・自己認識、自己評価、意識状態などが含まれる。
・感情と思考の両方を含む心の側面。
・自己認識、自尊心、感情のコントロールなどが考慮される。
・メンタルヘルスや心理的なウェルビーングが関連する。

 

スピリット(Spirit) / Spiritual Self、Soul、Inner Being

・霊的、宗教的、哲学的な側面。
・内面の平和、高次のエネルギーとのつながりが主な焦点。
・信仰、価値観、意義、目的などが考慮される。
・人間が持つ内なる本質や魂。
・生命力、意識、個性が含まれる。
・霊的な成長や自己啓発が関連する。

 

ボディとマインドは、わかりやすいのでどういうケアが必要かというのはすぐに思いつきそうですが、スピリットとなると一気に視点が拡がりますね。
高次のエネルギーって?
私の中では宮崎駿さんの映画にあるような感性、日本の神道特有の自然宗教やアニミズム(すべてのものに精霊や神が宿る)を思い浮かべることで理解が深まるような気がしています。
環境問題への意識などはこのスピリットに含まれそうですよね。道路にゴミを捨てない、とかそういう小さなことでも。お天道様は見てるよ!的な。

そしてこのスピリットこそ、実は日本人には古来脈々とDNAに受け継がれているのでは?
むしろ日本人の誇るべき特性なのでは?と思ったりもするわけです。
和(わ)の精神や茶道、華道、書道などの日本の伝統芸術における価値観や鍛錬。美の概念や所作の一つ一つ。お盆にご先祖様を供養したり、初詣などに出かけるなどなど…。

3つの身体から考えるホリスティックなフェムケア

というわけで、3つの身体の概念を理解したところで、それぞれの身体のフェムケアについて考えていきたいと思います。

ボディ(Body)フェムケア
・肉体的な健康と機能の向上がポイント
・肌、臓器、骨、筋肉などのケア
 
How to Body Femme Care?

婦人科系の定期検診

→乳がんや子宮頸がんなど女性特有の健康問題をスクリーニングする。
婦人科系の癌は罹患率が1位(乳房)5位(子宮)と高く、乳がんは死亡率も高いことから、早期発見が鍵となります。2人に1人ががんになるといわれる現代。定期検診を意識的にしていきましょう。

スマホアプリなどを活用したホルモンバランスのチェック

→周期トラッキングアプリや健康管理アプリを活用して、日常的なヘルスチェックをご自身で。
iPhoneに標準装備のHealthアプリや、生理周期や排卵日を記録できるアプリを活用して、ホルモンバランスに起因する可能性のある体調変化を把握しましょう。自分のホルモン周期を把握することで、対処方法もわかるので身体だけでなく気持ちにも変化が起こります。

栄養バランスを考える

→女性にとって重要な役割を持つ、鉄分、カルシウム、ビタミンDなどの栄養素を豊富に含むバランスの取れた食事を摂るようにしましょう。閉経後に多い症状が骨粗鬆症であり、これを予防するためにも、これらの栄養素は不可欠です。 サプリメントなどを取り入れるのも、良いですね。
食材:魚、乳製品、豆類、緑黄色野菜など。

運動やエクササイズ

→骨密度と心臓血管の健康を維持するために、有酸素運動と筋力トレーニングを組み合わせた運動を取り入れてください。

スキンケア

→有害な化学物質を含まないオーガニックコスメを取り入れましょう。女性ホルモンのバランスを整える強い味方であるローズのエッセンシャルオイルを使っている製品は特にお勧めです。

ila バス オイル GR 200mL

自分自身の女性性と繋がり直すに最適なローズのミルクバス。うっとりとするようなダマスクローズの香りがバスルームに広がり、女性であることの喜びに気づくバスタイムをもたらします。脳も身体も緩めていきましょう。

商品詳細

衛生

→健康的な膣環境を維持するために、pHバランスの取れた女性用衛生製品を使用し、膣洗浄などは避けてください。オーガニックコットンを使用した生理用品なども需要の高まりから種類も増えています。性交痛を解消するための潤滑剤なども市場にありますが、成分をしっかりチェックすること!安価なプレジャーアイテムや潤滑剤は膣環境に悪影響を及ぼす可能性があることも忘れないようにしておいてください。

マインド(Mind)フェムケア
・思考、感情、意識状態などの精神活動を焦点に。
・自己認識、自尊心、感情のコントロールなどを考慮しましょう。
 
How to Mind Femme Care?

セルフケア

→月経前症候群(PMS)や更年期障害に対する心のケア。リラクゼーションやストレスマネジメントのテクニックを身につける。セルフケアジャーナルなどをメモすることで、ホルモンバランスに起因する感情の揺れに対処しやすくなります。

瞑想や呼吸法を取り入れる

→マインドフルネス瞑想や呼吸法を取り入れることで、月経痛やPMSの時のストレスを軽減しましょう。肉体的な揺らぎだけでなく、ホルモンバランスで感情も揺らぎます。日頃から穏やかな状態がどういう状態であるか把握できていると、揺らぎに気づいてあげられます。

心理的サポートを受ける

→産後うつや更年期障害に対しては、専門の心理カウンセリングやセラピストのサポートを受けることも検討しましょう。オンラインカウンセリングサービスも有用です。

ホルモンバランスに配慮した食事を摂る

→セロトニン(幸福ホルモン)の生成に役立つ食品と言われるバナナやナッツ類を摂ることで、心のバランスを整えます。逆にホルモンバランスに悪影響を与える可能性のある、砂糖や加工食品、カフェイン(PMSを悪化させると言われる)、アルコール、トランス脂肪酸、ホルモン添加された赤身肉や乳製品などは控えるようにしましょう。

スピリット(Spirit)フェムケア
・内面の平和、高次のエネルギーとのつながりを主な焦点に。
・信仰、価値観、意義、目的などを考慮しましょう。
 
How to Spirit Femme Care?

自然とのつながりを深める

→月のサイクルに合わせてお月見をしたり、月のエネルギーを感じる瞑想を行う。新月や満月の日には特別なリチュアルを設けるなど。新月のアファメーションなどを通じて内省する時間を取るのも良いと思います。

自己受容とセルフラブ

→自分自身の肉体、特に女性としての体を愛し、受け入れる。現代女性は社会進出に伴い、忙しく緊張感のある毎日を送るあまり脳が緊張してしまって緩んでいない方も多く、このことが巡り巡って肉体の不調につながっていることも多々あります。男性と女性は肉体的な性差があるのは当たり前のこと、女性は生理もあり大変です。労ってあげましょう。
そして日々それぞれの体に祝福と感謝を。

アマテラス様とつながる

→日本のスピリチュアリティにおいて、天照大神(アマテラス)は非常に重要な存在。八百万の神々様の中で最高位に位置する神様は女性です。アマテラス様は太陽神なので、意識して朝日が昇る瞬間や夕日が沈む瞬間に、短い瞑想や祈りを捧げたり。伊勢神宮など女性の神様を祀っている神社などに参拝に行くのも良いですね。
ちなみに伊勢神宮には特別参拝(御垣内参拝)というのがあり、初穂料を納めることで一般参拝では入れない場所まで入ることができる(正装が基本などのルールがあります)のですが、せっかく伊勢神宮まで行かれるのであれば、絶対特別参拝がお勧めです。全然空気が違います。

というわけで、フェムケアの新次元と題して、3つの身体におけるヘルスケアをご提案してみました。楽しく取り入れられそうなものもあったのでは無いでしょうか?
色々なアプリの活用も、視覚化できるのでお勧めです。
ポイントは楽しみながら、女性らしさを祝福しながら、というところにありそうです。
健やかで明るい女性が増えれば未来は明るい。アマテラス様が照らすように。
女性ホルモンに対処しながら、美しく歳を重ねていきましょう❤︎

Karina Premium Organics

自分の身体は自分でケアをする。セルフメディケーションに興味のある方は、メディカルアロマテラピーを学ぶのもお勧めです。実践的に身に付く知識は永久保存版。不具合がある時に家庭でケアができるようになります。講師も出産経験者、プレ更年期や更年期を乗り越えた女性ばかり、女性ならではのフェムケアの知識を深めることができます。

Karinaのことをチェック

関連記事一覧