ila<イラ>の概念 Beyond Organic〜ビヨンド オーガニック〜のこと
ila<イラ>の概念 Beyond Organic〜ビヨンド オーガニック〜のこと
世界中の5つ星ホテルや高級スパで愛されるラグジュアリースパブランド、イラ。 イラが提唱しているブランドポリシーの1つに「Beyond Organic〜ビヨンド オーガニック〜」という言葉があります。 直訳すると「オーガニックを越える」や「オーガニックのその先へ」と表現することができます。
日本で「オーガニックコスメ」や「オーガニック」という言葉が一般の消費者でも理解できるようなレベルで当たり前のように使われ始める遥か昔から、ドイツ、フランス、イギリスなどのオーガニック大国といわれるヨーロッパ諸国では、オーガニックコスメは日本でいうドラッグストアのような場所でも気軽に購入できるほど一般的です。 日本ではまだまだ敏感肌の方やオーガニックコスメ愛用者の方、だけが使っているように感じられるオーガニックコスメも、オーガニック先進国では人々の生活に当たり前のように根ざしています。 そんなオーガニック大国イギリスで生まれたイラの提唱する「Beyond Organic〜ビヨンド オーガニック〜」という概念には、いろいろな意味が込められています。
敢えてオーガニック認証にこだわらない
イラが使用している成分にも、オーガニック認証を取得している成分は数多くありますが、イラ創設者のデニス・レスター氏は、オーガニック認証を取得できるような一般的なルール:農薬は使わない、環境に配慮した成分である、合成香料、合成着色料などは使わない。などの基準は当たり前のように満たしながら、さらにそういった概念を越えて、配慮され、生産されている成分を採用しています。 また、認証にこだわるあまりに自分たちが良いと思う野生採取の成分を使用できなくなったり、商品を開発する際に使用出来る成分に制限されたりすることを避けたいという考えもあります。 そして、オーガニック認証に対するデニス氏の疑問というのも、オーガニック認証にこだわらない成分選びに反映されています。
例えば、75%の成分がオーガニック認証成分を使用していたら商品としてオーガニック認証を取得できるとして、では残りの25%は? 残りの25%に何を使用していても良いのだろうか?という疑問や、 イギリスでは、3年間農薬を使用していない土地であればオーガニック認証を取れる場合がある(どの認証機関に順ずる話かは不明です)。 たった3年でその土地の汚染が無くなったと言えるか?という疑問。 また、オーガニック認証の認証コストを払えない生産者でも、素晴らしい成分を生産している農家はあり、イラと直接的な取引をすることで、彼ら生産者の生活を維持し、結果としてサステイナブルな社会を目指すことが可能である事。 など、オーガニック認証にこだわらない背景にはこのような考えがあります。
Beyond Organic 〜オーガニックを越える〜こだわりとは?
生産者の環境が倫理的・道徳的である事
まず1つには、イラの商品を構成する個々の原料を育てる生産者の環境が、道徳的・倫理的であるかという事。 大量生産の商品だと、とにかく商品を低コストで大量に作る必要があるため、低賃金で雇われた人々が非道徳的、非倫理的な環境で仕事をしている事もあります。幼い子供が教育も受けさせてもらえないような環境で、小さな頃から労働者として農業に従事しているような国もあります。そういった環境下で作られるような原料を、イラは使いません。 ブランド設立当初、デニス氏はCEOである夫のジョン氏と共に世界中を旅して回りました。 イラの商品の原材料の生産者たちと、生産者の環境、その方達がどれだけ自然に畏敬の念を持ち、日々愛情を持って仕事に従事しているか?などを、直接目で見て確認し、信頼のおける生産者からの原材料だけを採用しています。
生産から製造までがポジティブな意図のもとに行われているか?
原料が生産される環境から、商品の製造拠点であるイギリスのコッツウォルズでの製造工程、商品化まで、その全ての工程がポジティブなエネルギーに満ちているか?ということも、ヨガを愛し、人間だけでなく、植物や場所におけるエネルギーを重要視するデニス氏ならではのこだわりです。 世界中から集められた原材料は、シュリ・ヤントラという神聖幾何学の金のプレートの上で、エネルギー調整をされます。商品が作られる製造工程では、ポジティブなマントラを唱えながら、生産者がハンドブレンディングで商品化しています。
*エネルギーのバランスを整えるというシュリ・ヤントラ
このように、単純にオーガニックという言葉や概念にこだわるだけでなく、さらに道徳や倫理という概念や、ウェルネス、ウェルビーイングといった、本当の意味での幸福感や充足感をもたらす考えを、「Beyond Organic〜ビヨンド オーガニック〜」という言葉に集約してブランド理念としています。 オーガニックという概念のさらにその先へ 日々のお手入れなどを通して、自分自身の内面を知っていくこと、イラの商品を使うことでもたらされる気づき、香りによるダイレクトな変化、そしてライフスタイル全体の変化など、単なるオーガックコスメ、化粧品という枠組みを越えた、1つの概念がそのままイラであると私たちは考えます。