こんにちは！ベルビオマルシェ事務局のSAYUです。
幼少期から海とサーフィンをこよなく愛し、ヘルシー＆ビーチライフスタイルを楽しんでいます。

小さな頃から身近だった海や自然と共に生きる生活。近年は環境問題がとても身近になってきたのを身を以て感じています。

今回のコラムでは、最近注目されている「ヴィーガンライフスタイル」についてお話したいなと思います。

さて、最近よく耳にするようになったこの「ヴィーガン」

皆さんはどんなイメージがありますか？健康志向？野菜しか食べないベジタリアン？取り入れてみたいけど、いまいちよくわからない・・・

実はヴィーガンの生活には自分と環境を大切にするたくさんの魅力で溢れています。そんなヴィーガンの魅力を一緒に探っていきましょう♪

ヴィーガン？ベジタリアン？ベジタリアンの種類とは

ヴィーガン？ベジタリアン？違いは何？と混乱してしまいますよね。

実は「ベジタリアン」とは様々なタイプの菜食主義者の総称です。

ヴィーガンはそのベジタリアンの種類の1つで、卵や乳製品を含む動物性食品をいっさい口にしない「完全菜食主義者」のことを意味しています。

ではこのヴィーガンを含むベジタリアンの種類について詳しく見ていきましょう。

ヴィーガン（Vegan）

植物性食品のみを食べるいわゆる「完全菜食主義者」
肉、魚はもちろん、卵、乳、はちみつなど動物由来のものは一切摂取しないのです。

ちなみに日本の精進料理は伝統的なヴィーガン対応食に当てはまります。意外と身近にあったんだ！と思いませんか？

フルータリアン(fruitarian)

「果実常食者」とも呼ばれ、ヴィーガンよりもより厳格な菜食主義者と言われています。
収穫してもその植物自体の命に関わらないフルーツ（リンゴやみかん等）やナッツ類を食べる方を指します。

オリエンタル・ベジタリアン(oriental vegetarian)

基本ヴィーガンと同じ食生活を送りますが、五葷（ごくん）と呼ばれる「にら・にんにく・ねぎ・らっきょう・浅葱」を摂取しません。

台湾の「素食」は、オリエント・ベジタリアン対応の食事となっていて、宗教上の理由で実践する人が多いアジア圏主流です。日本や台湾といい、実はアジアって、ベジタリアン思想が身近だったんですね！

ラクト・ベジタリアン（Lacto vegetarian)

ラクトは乳という意味です。乳・乳製品と植物性食品は摂取し、肉、魚類は摂取しないのです。
こちらも宗教上の理由で行われることも多く、インドで主流です。

オボ・ベジタリアン（Ovo vegetarian）

オボは卵という意味です。
卵・卵製品は摂取しますが、肉、魚類は摂取しません。

ラクト・オボベジタリアン（Lacto-ovo vegetarian）

私たちが一般的に想像するベジタリアンは、このラクト・オボの食生活を指しています。
植物性食品・乳・卵は摂取するものの、肉や魚類は摂取しません。
欧米で主流になっているとされています。

ペスコ・タリアン（Pescetarian）

植物性食品と魚、卵、乳製品は摂取しますが、肉は摂取しません。
意外と身近に多くいらっしゃるタイプのベジタリアンです。
ちなみに私の祖母はこのペスコ・タリアンで、お肉は食べていませんでした。海育ちということもあったのかもしれません。

ポーヨ・ベジタリアン（Pollo-Vegetarian）

肉類の中で鶏肉のみ摂取します。魚、卵、乳も摂取します。
こちらも宗教上の理由が多いです。

セミ・ベジタリアン（Semi-Vegetaria）

フレキシタリアンFlexitarianとも呼ばれ、植物性食品をベースに摂取しますが
場合によっては肉類も食べるなど柔軟性があります。

ベジタリアンにこんなにたくさんの分類があるとは・・・驚きですよね！

食だけでないヴィーガンの生活

食生活だけが注目されるベジタリアンの生活ですが、実はそれ以外の生活にもその思考が溢れています。

例えば、

ウール・レザー・シルク・ファーなどの動物性素材や成分などの衣類を使用しない

シャンプー、化粧品などの日用品でも植物性素材や動物成分を含むもの、また動物実験を行っているものも使用しない

屠殺同様に、残酷な方法で行われる事が多い動物実験や毛皮の採取などに疑問を抱き、生活の中にある動物由来のものをできる限り避けることで動物の命を尊重しています。

このような考えを持つヴィーガンの方々を「エシカル・ヴィーガン」と言います。

もちろん、ヴィーガンを食生活のみを実践する「ダイエタリー・ヴィーガン」と呼ばれる方もいます。

このようにひとえにヴィーガンと言っても、そのライフスタイルはとても幅広く様々です。

ベジタリアンを実践する理由とは？

非常に幅広く様々なライフスタイルのベジタリアンですが、ではなぜベジタリアンライフを選択するのでしょうか？

その理由には様々ありますが、主にこのような理由が挙げられます。

動物愛護

先述の通り、家畜動物や魚が殺されてしまうことに疑問を抱くことによる動物愛護によるものです。屠殺方法の事実や残酷さにショックを受け、ヴィーガンのライフスタイルを選択する人が多いようですね。

環境問題

畜産物がもたらす環境負荷や漁業による海洋汚染などを考え選択する方もいます。地球温暖化の原因とされる二酸化炭素やメタンガスの排出は畜産業によるものも大きく、強力な温暖化効果があり深刻です。
WWFによると、大規模な牧畜は、事実上すべてのアマゾンの森林破壊の第一原因で、現在の森林破壊の80％を占めているそうです・・。
参照元：WWF：https://wwf.panda.org/discover/knowledge_hub/where_we_work/amazon/amazon_threats/unsustainable_cattle_ranching/
　
また研究者たちも、動物性のタンパク質よりも植物性のタンパク質を生産する方が『気候的に効率的』であると認めているほどです。
さらにオックスフォード大学の研究では、肉食者はベジタリアンの約2倍、ヴィーガンの約2.5倍の温室効果ガスを1日に排出していることも明らかになっています。
まさか自分たちの食事が近年のゲリラ豪雨や環境汚染に手を貸しているとは・・・とても衝撃的ですよね。
参照元：https://www.peta.org/issues/animals-used-for-food/fight-the-climate-crisis/
　
私は海育ちでマリンスポーツをするので気候には敏感に育ちましたが、最近は台風の進路や海流の変化を感じることが多く、環境問題は個人的にも身近に感じています。例えば今までサーフィンしていた海にサメが出現するようになったのもその一つなのです。
　
「森林と海は恋人」と言われるくらい双方は重要でつながっているので、この森林伐採と海洋変化、やっぱり・・と思ってしまいます。
　
綺麗な海でマリンスポーツをすることを伝えていきたいので、私自身も植物性食品をベースの食生活を意識して、実践しています。

健康配慮

食からの健康目的で自身の身体を改善するための選択です。特に昨今、WHOが加工肉は発ガン性が高い発表したことや動物性食品にはコレステロールが多く含まれていることから健康を考慮し、取り入れる方もいます。
また、アトピーやアレルギーなどの疾患を持った方がヴィーガン食生活を取り入れることで、肌の改善や健康を手に入れるなどの効果が報告されていることで、注目されるようになりました。

宗教上の理由

宗教上でベジタリアンを行う場合もあります。このためにインドや台湾でベジタリアン・ヴィーガン人口が多いのです。過去の日本もそうですね。

食事法は？

マクロビオティック

「マクロビ」という名称で昨今親しまれていますが、ベジタリアンの一種です。
菜食で玄米を軸に日本の伝統的な食事法です。基本的には菜食ですが、一部では小魚など魚介類を取る場合もあります。

ローフード

Raw（生の）Food（食べ物）のことを指しますが、食材を46度以下で調理し、その食材に含まれる酵素や栄養素を摂取するという食事方法です。
こちらも特殊なベジタリアンの１つとして数えられます。ハリウッドセレブの間で流行ったことをきっかけに、全世界に広がっています。

魅力たっぷりで奥の深い、ベジタリアンライフ！
実践してみたいけど、いきなり全部を改善するのは難しい・・・と感じる方もいらっしゃるかと思います。
しかしご紹介した通り、ベジタリアン生活を取り入れ方、そしてその選択や方法は千差万別です。

手始めにオーガニック食材を1つ取り入れてみることも健康的なベジタリアン生活の大きな第一歩になります。

取り入れてみたいけど、オーガニック食材ってどれがいいの？ そんなときは手軽に取り入れられる厳選されたオーガニック食材をベルビオマルシェにご用意していますので、ぜひ覗いてみてくださいね♪

自分にあったベジタリアンライフで、健やかなオーガニックな暮らしを送りましょう♪

ちなみに私のオススメはこれです❤