みなさんこんにちは。Belle Bio Marcheです。
本日はベルビオマルシェの人気のにんじんジュース、Jus Carotte for Inner Beautyのビハインドストーリーをご紹介したいと思います。

今このタイミングでしか手に入らないという希少なにんじんジュース

今年の4月ごろから販売をスタートしたJus Carotte for Inner Beauty 1L/200mL。
大変ご好評をいただき、半年も経たずに今年の分の販売を終了してしまいました。
それというのも、生産量が限られている貴重なジュースだからなのです。
ベルビオで取り扱っている製品は国内外から選び抜いた希少価値の高い製品ばかり。
ですので食品・化粧品に関わらず気候や世界情勢による輸送の影響を受け、いつも必ず豊富にある、という訳ではなく、「今このタイミングでしか無い！」ということもしばしば。

こちらのにんじんジュースも、
●自然農（無農薬・無化学肥料）で栽培された筑摩五寸人参を使用
●オリジナルの美味しい味に仕上げるために、何種類かの農家さんのものをブレンド
●無農薬・無化学肥料で育てられたレモン果汁を使用
●人参の皮剥きは特定の業者さんによる手仕事
などなど、たくさんの方の手をお借りしながら作られています。
私たちベルビオチームも、美味しさやストーリーに感動し、来年販売するジュースのにんじんの種まきのタイミングで農家さんへお邪魔させていただき、直接お話しを伺ったり、種まきの簡単なお手伝いをさせていただきました。

種蒔きから収穫までのストーリーをご紹介しますので、ぜひお付き合いいただければと思います。

農家全体の2%中のさらに2%という貴重な自然農法

そもそも自然農とは？
本当にごく限られた農家さんしか行っていない環境保全型の栽培方法です。
化学肥料を使わず、農薬も一切使用しません。オーガニックと言われる「有機栽培」が日本の農業の中の2%と言われており、「自然農（自然栽培）」はさらにその内の2%しか行っている農家さんがいないという本当に希少な農法になります。
農家さんの言葉を借りると、「自然に任せていれば、自然にちゃんと育つのだよ」。
シンプルに言えば、自然の力そのままに植物の本来持つ力を信じて育てる方法とでも言えるでしょうか。
ですがその背景には自然と共存しながら、作物や土壌を見つめ、虫がついたときは農薬を撒くのではなく、違う方法で虫がつかないような工夫をするなど、長年自然農を営んでいる農家の方々の叡智がありました。

農薬や化学肥料を使ってしまった土壌を自然農に切り替えようとすると、最低でも5年はかかるとのこと。その間も作物を植えて育てることで、土から化学肥料や農薬が抜けていくようにデトックスを促します。農家さん曰く化学肥料は興奮剤と同じようなもの、大きくはなるけれど栄養価が高いかと言えばそれはまた別の話であると。

こうしたご縁がなければ、考えもしなかった、知らなかったことかもしれませんが、家庭菜園などで完全に無化学肥料・無農薬で自然栽培をしていなければ、市場に出回っているほとんどの野菜類は農薬や化学肥料を含んでいるということ。日常生活で何気なく殺虫剤を食べていると想像すると、怖いですよね。
私自身が幼少期から酷いアトピー性皮膚炎で、食生活や使用しているコスメを変えることで劇的に改善したので、知識さえ身についていればあの頃あんなに悩むこともなかっただろうと今は思います。知識を身につけて賢く対処すること、大切ですね。

情報化社会である現代、農薬とアレルギー、農薬とADHDの関係性、農薬と子供の知性、など、様々なキーワードで論文を検索することが可能ですので、こちらのコラムでは割愛しますが、化学物質過敏症やアレルギーなどで市場に出回っている野菜を食べることができず、自然農の作物を探し求めている親御さんが多くいらっしゃるとのことも伺いました。困ってらっしゃる方に届けられるような仕組みをベルビオで構築できないかと今模索中です。

種から自然農法。自活する能力を持つ強い種

さて、話を戻しまして、そういった貴重な環境下で育てられているにんじん。
ベルビオチームも種蒔きに参加させていただきたい。と今年の7月に貴重な機会をいただき、農家さんへ伺いました。

Jus Carotteの人参は、種から自然栽培の品種「筑摩五寸」という品種になります。自然農法センターで作られた種です。
そう！種も大切なのです。無肥料で草生栽培で作られた種。だから自活できるということ。
草に負けないよう根を張り、肥料はなくとも自分自身の力で逞しく育つ。
そうやって育まれた自然農のための種なので、種から強い。ということです。
こういったお話も目から鱗でした。厳しい環境に置くことで、自活する能力を植物が自然と身につけていく。なんだか子育てのようですよね。

今回種蒔きには、二つの農家さんにお邪魔させていただいたのですが、
それぞれ平地、一方は里山の中と環境も違っていて、畑で育てる作物も同じではなかったり、土自体の個性も変わるとのことでますます人参の成長が楽しみになるのでした。
ベルビオのJus Carotteには、5種類の農家さんの筑摩五寸にんじんが使われています。それぞれの個性が美味しく混ざり合った人参ジュースの種蒔きから、５ヶ月。いよいよ次のコラムでは収穫に伺います。

来年の1月過ぎには、収穫したにんじんが美味しいJus Carotteになってベルビオに登場予定ですので、楽しみにお待ちください。